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定格インピーダンス
Rated Impedance

電気インピーダンス特製は一般的に図1のようになり、ボイスコイルの周波数による電気インピーダンスの変化を表すもので、最低共周波数以上の周波数帯域で極小になる電気インピーダンスの値を定格インピーダンスとします。

インピーダンス図

定格入力
Nominal Power

スピーカーを適正に動作されるために指定された入力で、次式で計算した電力をいいます。

P:スピーカーの入力(W)
Z:スピーカーの定格インピーダンス(Ω)
V:ボイスコイルの端子における電圧(V)

定格入力を超えて長時間動作させた場合、ボイスコイルの熱的破壊や、振動板エッジ、ダンパーなどの披露による機械的破壊が生じ、正常に動作しなくなる場合がありますので、ご注意ください。

最大入力
Maximum Power

スピーカーに1分間プログラム信号を加え、2分おきに10回繰り返した時許容される入力の最大値とします。

最低共振周波数範囲
Frequency Range

スピーカーに対し製造業者が指定する、再生可能な周波数範囲をいいます。
例えば、高音域用スピーカーにおいて、fo付近は周波数特性上実効周波数範囲であっても、歪みの発生やその他の理由によって使用が好ましくない場合は、その帯域を除いて指定しています。また、スピーカーシステムについては、図2の実効周波数範囲として、出力音圧レベルから−10dBの範囲としています。

出力音圧レベル
Sound pressure level(SPL)

周波数特性上の、個別に定められた4点の周波数での音圧を平均した値を表しています。

周波数特性
Frequency characteristics

周波数の変化に対する音圧レベルの変化を、グラフに表したものです。
スピーカーユニットの場合、標準密閉箱(JIS規定された箱)に取り付け、1Wの入力を加えた基準軸上1mの点においてのもので、測定は無響室で行います。実際にセットに組み込んだ場合には、バッフル形状、取付け部の構造、グリルの開口面積や形状、キャビネット容積等の条件の違いで異なった特性になります。
また、カタログ上の周波数特性も無響室の環境やJIS箱のバッフル形状の違い等で、一概に他社様のデータとの比較にならない場合があります。

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